スイスに拠点を置く世界有数の金融機関「クレディスイス」の破綻危機が、世界的に話題になっています。
「クレディスイス」と聞くと、日本でもお馴染みのクレジットカード会社「クレディセゾン」を連想しますよね。
クレディスイスとクレディセゾンは共に金融会社であるので関連会社?関係あるの?と気になる方も多いかと思います。
実は、この2社は全くの無関係で、別会社なんです!
そこで今回は、このようなことについてご紹介します。
・クレディスイスとクレディセゾンは無関係で別会社であること
・クレディスイスの破綻の原因について
・クレディスイスの破綻に対する世間の反応について
クレディスイスはクレディセゾンと無関係の別会社!
クレディスイスとクレディセゾンは共に金融会社で名前も似ていますよね。
しかし、この2社は無関係で全くの別会社です。
両者の名前にある「クレディ」という言葉にはフランス語で「信用(credit)」という意味があり、
投資銀行および金融サービス企業であるクレディスイスは、「信用金庫」
クレジットカード会社のクレディセゾンは、クレジットカードなどの後払いを指す「信用販売」
を意味しているそうです。
クレディスイスはスイスに拠点を置く世界有数の投資銀行および金融サービス企業であり、本社はスイスのチューリッヒにあります。
投資銀行、プライベート・バンキング、資産運用、シェアードサービスなどのサービスを提供する世界9大「バルジブラケット」銀行のひとつで、
日本にも銀行と証券会社の支店がありますよ。
クレディスイス銀行 東京支店
クレディスイス証券株式会社
一方で、クレディセゾンは日本でおなじみのクレジットカード会社で、スイスとは関係ありません。
ちなみに「セゾン」はフランス語で「季節」を意味し、過去には西武百貨店や西友などとともに旧セゾングループ(西武流通グループ)の中核的存在を担っていたということです。
クレディスイスの破綻危機が世界的に話題になっていますが、クレディセゾンとは無関係であることが分かってよかったですね。
クレディスイスの破綻の原因は?
世界有数の金融機関であるクレディスイスが破綻危機に陥った原因は、
クレディスイスの株主たちが撤退し、投資してくれなくなった
ことが挙げられます。
その背景には、米銀行大手のシルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー・バンクが相次いで破綻したことにより、クレディスイスの保証が跳ね上がり、投資家たちの信用を損なってしまったことがあるようです。
長年にわたるマネーロンダリング(資金洗浄)防止義務違反や元行員による詐欺事件などの問題も、クレディ・スイスに対する懸念に拍車をかけ、一部の著名株主が同社から撤退する意思表明をする事態となっている。
引用:Yahoo!ニュース
日本への余波がないことを祈るばかりですね。
クレディスイスに対する世間の反応は?
クレディスイスとクレディセゾンは全くの別会社で無関係の筈ですが、今回のクレディスイスの破綻危機によってクレディセゾンの株価が落ちる事態が生じています…
投資家の皆さんクレディスイスとクレディセゾン勘違いしてませんよね? pic.twitter.com/MaGcE12lUJ
— いわおかたけし💉💉💉💉 (@kasa_ga_nai) March 20, 2023
あとクレディスイスとクレディセゾンはまったく関係ないけど風評被害を避けてクレジットついてない銘柄こと商船三井を買い増しします☺️
— オフィシャル猫男爵 (@blanhoppy) March 20, 2023
クレディセゾンとクレディスイスが関係あるのかないのかすら知らない🤥
— もふかぶ@株主優待 (@mofu_kabu) March 16, 2023
クレディスイスが経営不安なので、国立銀行から最大7兆円調達するそうだ。
経営失敗しても到底返済不可能だから、逆に気が楽になってそう。
日本のクレディセゾンが、関係アルと思われて株価下がるかもしれん。— 高(Kao)🇲🇩モルドバ共和国後方支援中 (@Kao19360468) March 16, 2023
まとめ
今回はクレディスイスとクレディセゾンの関係についてまとめてみました。
クレディスイスとクレディセゾンは共に金融会社で名前も似ているけれど、全くの別会社で無関係であることが分かりましたね。
クレディスイスの破綻危機は、著名株主が撤退し追加投資がなくなったことが原因であり、その背景には米の大手銀行の経営破綻が関係していることも分かりました。
少しでも早く事態が収集されることを祈るばかりですね。