未来の荒廃した世界に飛ばされた通勤電車の乗客たちのサバイバルストーリードラマ「ペンディングトレイン」。
このドラマを見た人たちは、ある海外ドラマを思い出す人も多いのではないでしょうか。
それは2004年から2010年まで放送された大ヒット作「ロスト」です。
実は、他にも似ていると言われる作品がいくつかあるのですが、元ネタはあるのでしょうか?
この記事では、今話題になっている「ペンディングトレイン」と「ロスト」など似てると言われる作品の類似点を比較し、元ネタを調査していきます!
・ペンディングトレインはロストに似てる?
・ペンディングトレインが似ていると言われる元ネタ
・ペンディングトレインに元ネタはある?
ペンディングトレインはロストに似てる?
「ペンディングトレイン」第1話を終了後、視聴者からは人気海外ドラマ「ロスト」に似ているという声が多く挙がりました。
ここでは「ペンディングトレイン」と「ロスト」のストーリーを比較して似ているかどうか検証していきます!
ペンディングトレインのストーリー
2023年ある日の8時23分。
流山おおたかの森駅を発車した秋葉原行きのつくばエクスプレスの車内に緊急地震速報のアラームが突然鳴り響き、偶然乗り合わせた68名の乗客たちは、閃光とともに急加速した車両ごと未来の荒廃した世界に飛ばされてしまいます。
電波も通じずスマホも使えない、水も食料もない世界で、乗客たちは生き残るために協力しながら、元の時代に戻る方法を探します。
しかし、極限に追い込まれた乗客たちは、互いの過去や秘密、人間関係が次第に明らかになるにつれ、互いに疑心暗鬼に陥っていきます。
さらに、未来の世界で様々な危機や出会いに遭遇し、未知の出来事に立ち向かっていくのです。
ロストのストーリー
オーシャニック815便が太平洋の無人島に墜落し、救助を待ちながら島での生活を始めた48人の生存者たち。
しかし、島には不気味な音やモンスター、シロクマの出現、謎のハッチや数値入力コンピューターなど、不可解な事象が多く存在していました。
また、生存者たちの過去にはそれぞれ秘密やトラブルがあり、物語は彼らの過去や島で起こる出来事を中心に展開していきます。
次第に恐怖心が広がっていく生存者たち。
謎だらけで全く予測のつかない展開が繰り広げられていくミステリーアドベンチャーとなっています。
ペンディングトレインとロストの共通点
「ペンディングトレイン」と「ロスト」、両作品には以下のような共通点がありました。
共通点① 時空を超えたサバイバルドラマ
ペンディングトレインは電車ごと未来に飛ばされ、ロストは飛行機ごと無人島に墜落する。
共通点② タイムスリップした先が荒廃した世界
ペンディングトレインは30年後の樹海、ロストは謎の島に囲まれる。
共通点③ 元の世界に戻る方法を探しながら、互いに協力や対立を繰り返す
両作品とも、島には謎や危険が多く、生存者たちは互いに協力や対立を繰り返しながら、元の世界に戻る方法を探していく。
共通点④ 登場人物たちの過去や秘密が次第に明らかになり、人間関係が複雑化する
ペンディングトレインは美容師や消防士など様々な職業や背景を持つ人々が乗り合わせる。
ロストは犯罪者や詐欺師など隠していることが多い人々が乗り合わせる。
たくさん共通点がありますよね。
こうしてみると、ペンディングトレインがロストからインスパイアされている可能性も考えられますね。
ペンディングトレインが似ていると言われる元ネタ
ペンディングトレインが海外ドラマ「ロスト」に似ていると話題になっていますが、それだけではありません。
実は、日本のドラマにも元ネタと思われる作品があります。
それが、
・漂流教室
・ドラゴンヘッド
です。
どちらも、突然異常な状況に陥った人々のサバイバルと心理描写を描いた名作ですよね。
ペンディングトレインは、これらのドラマに影響を受けたのではないか?
そんな疑問が湧くほど、ペンディングトレインと漂流教室やドラゴンヘッドには共通点が多いのです。
ここでは、その共通点を解説していきます!
①漂流教室
漂流教室とは、漫画「漂流教室」を原作としたドラマのことです。
正式名称は「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」と言い、高校教師の浅海暁生(窪塚洋介)とそのクラスの生徒たちが、校舎ごと未来の砂漠にタイムスリップしてしまうというストーリーです。
彼らがタイムスリップした未来は、環境汚染や戦争によって荒廃し、人間も突然変異した未来人になってしまっています。
浅海暁生たちは、食料や水の確保、未来人との対立、病気や内部分裂など、様々な困難に直面しながら生き残りをかけて戦います。
ペンディングトレインとドラマ漂流教室の似ている部分はこちらです。
・電車や学校が未来世界にタイムスリップしてしまったという設定
・タイムスリップした先が荒れ果てた砂漠のような場所で、食料や水が不足している
・元の世界に戻ろうと登場人物たちがサバイバルをしながら奮闘する
・ロケ地は伊豆大島の裏砂漠を使っている
②ドラゴンヘッド
ドラゴンヘッドは、漫画「ドラゴンヘッド」を原作とした2003年の実写映画です。
内容を簡単に要約すると、大地震に遭遇した高校生のテルとアコが、トンネル内で暗闇や狂気と戦いながら生き延びる青春SFパニック映画です。
トンネルから脱出した後も、噴火や津波で荒廃した世界でさまざまな危機に直面しますが、東京へ向かうことを決意します。
テルとアコは自分達の力で生きていくことを選びますが、その選択がどんな結末をもたらすのか、絶望的な状況の中で手を取り合い、共に前に進もうとする二人の姿が印象的な作品となっています。
そんなペンディングトレインと映画ドラゴンヘッドの似ている部分はこちらです。
・電車が事故に遭い、荒廃した世界に飛ばされるという設定
・生き残った人々がサバイバルをしながら元の世界に戻ろうと奮闘する
・人間関係の葛藤や心理的な変化を描いている
共通点を洗い出してみると、根幹的な部分が同じような作りになっています。
ペンディングトレインは「漂流教室」や「ドラゴンヘッド」を元ネタとしたパクリなのでしょうか…
それとも、オマージュやリスペクトとして作られたオリジナルに作品なっているのでしょうか?
ドラマの公開から注目度の高いペンディングトレインですが、その真相は最後まで見ないとわかりません。
ペンディングトレインに元ネタはある?
ここまでペンディングトレインに似ていると言われている作品を紹介してきましたが、ドラマの元ネタはあるのでしょうか?
実は、本ドラマは原作がない完全オリジナルストーリーとなっています。
脚本を担当するのは、幅広い世代の女性たちに人気脚本家の金子ありささんです。
金子ありささんは、これまで青春・学園、恋愛・結婚、職業・仕事など多岐にわたるドラマを手掛けてきました。
彼女の作品は人間の心の奥底にある感情や葛藤を繊細に描くことで高い評価を受けています。
しかし、今回のようなミステリー・サスペンスドラマはまだほとんど手掛けたことがありません。
ペンディングトレインで、これまでとは違った彼女の新たな才能が垣間見えるかもしれませんね!
まとめ
今回は「ペンディングトレイン」と「ロスト」など似てると言われる作品の類似点を比較し、元ネタを調査してみました。
ペンディングトレインとロストは、時空を超えたサバイバルドラマという点で似ていましたね。
また、ロスト以外にも日本のドラマ「漂流教室」と映画「ドラゴンヘッド」に似ていると言われています。
ペンディングトレインはこれら作品が元ネタなのかと思われがちですが、金子ありささん脚本の原作なしのオリジナルドラマであることが分かりました。
時空を超えたサバイバルドラマとして、視聴者の興味を引きつけ話題になっている本ドラマ。
登場人物たちの過去や秘密、そして未来にどんな展開が待っているのか、予測不能なストーリーに今後も目が離せませんね!